指導概念
昨今近所付き合いも無い様な生活環境の中、近隣や学校等で挨拶が出来ない子供をたくさん見かけます。
日本古来より生活習慣の中で培われてきた挨拶は、コミニケーションのほかにも躾などその育ち方を垣間見ることが出来ます。私たちは剣道を通して子供たちの成長を見守り、いくらかでも子育てに貢献することが出来たらと考えております。
【1本を取りたい】
打つことだけを考えても、1本には繋がりません。
1本に繋げる為に機会を感じる事が大切です。
その為には、呼吸法を考える事も重要なポイントと考えています。
【まじめに稽古する事と真剣に稽古する事】
毎回休まず稽古しても強くなりません。上手にもなりません。
でも、強くなれます。上手にもなれます。
『今この空間で、この時間内に自分は何をするのか? 真剣に稽古する。』
『今この空間で、この時間内に自分は何をするのか?まじめに稽古する。』
一本を取るためには、どちらの稽古をすることが必要でしょうか?
答えは、まじめに稽古する事だけでは、一本は取れません。目的目標を持ち、真剣に稽古する事です。
今打っている一振りの技を一本にする、と言う真剣な稽古です。
稽古内容
準備体操
素振り 10種類以上の振り方を習得してもらいます。
基本技 機会を感じるうち方を稽古します。
応じ技 面や小手に対する応じ技。
複雑なコンビネーションで何種類も稽古します。
掛かり稽古 先生との掛かり稽古は辛いです。
自由稽古 稽古した技を一本になるか試します。
袴の折り目の意味
袴の折り目は表に5つ、裏に2つあります。この折り目にはそれぞれ意味が有ります。 その意味を理解して袴をたたむことが大切です。 袴のもつ意味は、身に付けた右の折り目から、仁・義・礼・忠・信(五常五徳)を意味します。 竹刀にも5つの節が有ります。それらも同じ意味だと言われています。竹刀のもつ意味を常に思いながら稽古することが大切です。 そして袴の裏にも2つの折り目が有ります。これは、忠・孝(二心)です。 それぞれの折り目の意味を正しく理解し正しく胴着、袴を身に付け稽古が終わったら正しくたたむことが剣道の、礼と礼節を捉えるうえで大切なことです。
●剣道の折り目の意味《五常五徳》=常に人が守るべき徳目 仁:人に対して、いたわりに心と、思いやりの心を持つこと 義:正しい行いをする事 礼:正しい礼儀をする事 智:正しい判断をする事 信:嘘のない心を持ち、人から信頼される事
●袴の裏の折り目の意味《二心/にしん/ふたごころ》 忠:先生や仲間を大切に思う真心の事 孝:親、兄弟を大切にする心の事 《二心》=味方や本来の意味は、君主にそむく心 |